CASE 10

戸建てリノベーション:「折衷庵」
名古屋モザイクDesign Award 2023金賞受賞

コンセプト:「小さく優雅に」

受け継いだ生家で末永く暮らしていけるよう基礎構造からリノベーションを施した。
小路の奥に位置し狭小であっても贅沢に寛げる住居を熟慮した結果、即物的な広さを確保するのではなく感覚的な広がりを知覚できるデザインを目指した。単調にならないようチーク・竹・籐・漆喰・真鍮等、様々な素材を用いているが、床や壁に用いたタイルが機縁となり「和」と「洋」、「伝統」と「革新」、「レトロ」と「モダン」を調和させ、素材だけでなく様式や価値観の折衷を形成している。   
また、床に用いたタイルの流れるような脈模様は、まるで枯山水を模しているかの様に住まい手の美意識を喚起する。
  

仕様詳細

床:ミャンマーチーク材無垢 OS仕上げ タイル
壁:モルタル左官仕上げ
天井:クロス
室内建具:造作
キッチン:造作(人工大理石・竹突板・籐)
洗面台:造作(人工大理石)
収納棚:造作(竹突板・チーク突板等)

ページのトップへ戻る